クロードコード実践コミュニティの0期、大川泰史です。

先日、山口県の湯田温泉を訪れた際、串カツ店「串かつ半蔵」に立ち寄りました。

そこで感じたのは、店舗DXはもう大企業だけのものではない、ということです。

メニューを見る。商品を選ぶ。注文する。クーポンを受け取る。こうした来店後の一連の体験がスマートフォン上でつながっており、利用する側としても非常にスムーズでした。

山口県・湯田温泉にある串かつ半蔵の外観

串かつ半蔵は、湯田温泉で立ち寄りたい大衆酒場

串かつ半蔵は、大阪伝統の串カツとどて焼きを山口で楽しめるお店です。

串カツは1本88円から。豚肉、鶏肉、牛肉、野菜など種類が豊富で、外はサクッと、中はジューシー。名物のどて焼きや、食べ放題・飲み放題のコースも用意されています。

ゼロ次会から二次会、仲間との宴会まで使いやすく、カウンター、テーブル、座敷を備えた親しみやすい大衆酒場です。私が訪れたときも料理がおいしく、周囲のお客様から「便利」「おいしい」という声が聞こえていました。

場所は山口市湯田温泉1-7-19。湯田温泉駅から徒歩約10分です。湯田温泉へ行く機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてください。

※営業時間・定休日・価格・クーポンなどは変更される場合があります。来店前に上記ページで最新情報をご確認ください。

店に入って驚いた、自然なデジタル化

店内では、卓上のQRコードをスマートフォンで読み取ると、モバイルオーダーの画面が開きます。

ドリンクやフードを選び、数量を指定してカートへ入れる。注文履歴や会計も同じ画面から確認できるので、店員さんを何度も呼ぶ必要がありません。

スマートフォンで利用できるモバイルオーダー画面

ここで大切なのは、単に「紙のメニューをデジタルに置き換えた」ということではありません。

  • お客様が自分のタイミングで注文できる
  • 注文の聞き間違いや入力の手間を減らせる
  • 混雑時でも追加注文を受けやすい
  • 注文履歴や会計まで一つの導線でつながる
  • クーポンやLINEで、来店後のフォローにもつなげられる

お客様の便利さと、店舗側の業務効率化が、同じ仕組みの中で両立しています。

しかも、なんとこのモバイルオーダーは、ChatGPTを使って作ったとのことでした。

大規模なチェーン店が高額なシステムを導入した事例ではなく、生成AIを活用しながら、自分たちの店舗に合った仕組みを自分たちで形にしている。その事実に、私はとても驚きました。

だからこそ、私は大きな可能性を感じました。

デジタル化しても、店の魅力が薄れるわけではない

モバイルオーダーが便利でも、飲食店の主役はもちろん料理と接客です。

実際にいただいた串カツは、見た目にも楽しく、揚げたてのおいしさが伝わるものでした。デジタル化によって店員さんとの関係がなくなるのではなく、注文処理の負担を減らすことで、料理や接客に集中しやすくなるのだと思います。

串かつ半蔵でいただいた串カツ

DXという言葉を聞くと、無機質なシステムや人員削減をイメージする方もいるかもしれません。

しかし、本来の目的は人を減らすことではなく、人が本当に力を使うべき仕事へ集中できるようにすることです。

注文はスマートフォンで正確に受ける。その分、スタッフは料理の品質を守り、お客様への気配りや地域の案内といった、人にしかできない価値を提供する。この役割分担が、店舗体験をより良くしていきます。

中小店舗でも「自分たち専用」を作れる時代へ

これまで、小さな飲食店やサロンが独自の業務システムを作るには、専門会社へ高額な費用を払う必要がありました。

そのため、既製品に業務を合わせるか、紙や表計算ソフトで運用を続けるか、という選択になりがちでした。

しかし、生成AIやClaude Codeのような開発支援ツールが普及したことで、この前提は変わり始めています。

店舗の人が「こんな仕組みが欲しい」と言葉で伝え、AIと相談しながら小さく作る。実際に使って、不便なところを直す。必要になった機能だけを追加する。

この進め方なら、自分たちの店に合ったシステムを、自分たちで育てていけます。

たとえば、次のような仕組みです。

  • QRコードを使ったメニュー・注文システム
  • LINEと連携したクーポンや再来店案内
  • 予約管理や顧客情報の整理
  • 売上や人気商品の簡単な分析
  • スタッフのシフト確認
  • 接客や調理の社内マニュアル

最初から全部を作る必要はありません。「注文をもう少し楽にしたい」「シフト確認の連絡を減らしたい」といった、一つの困りごとから始めればよいのです。

店舗DXの次に考えたい「社内向け公式LINE」

今回の体験から、私が特に試してみたいと思ったのが、社内向けの公式LINEです。

公式LINEは、お客様へ情報を配信する外向けの道具として使われることが一般的です。しかし、これをスタッフ向けの情報基盤として使うこともできます。

リッチメニューから、その日のシフトを確認する。新人スタッフが簡単なマニュアルを開く。急な連絡や変更点を受け取る。必要な申請フォームへすぐ移動する。

スタッフが普段から使っているLINEを入口にすれば、新しい業務システムの操作を一から覚えてもらう負担も減らせます。

お客様向けのモバイルオーダーと、スタッフ向けの社内LINE。この二つを店舗の実情に合わせてつなげていけば、小規模な店舗でも無理のないDXを進められるはずです。

DXは、便利なツールを入れることではない

今回、串かつ半蔵を訪れて改めて感じたのは、DXの出発点は最新技術ではなく、現場の小さな不便だということです。

お客様が注文しやすくなる。スタッフの作業が減る。間違いが少なくなる。店の魅力を伝える時間が増える。

こうした一つひとつの改善がつながって、結果として店舗全体の体験が変わっていきます。

AIによってアプリ開発のハードルが下がれば、中小規模の飲食店やサロンでも、「自分たちの業務を、自分たちで改善する」ことが普通になっていくでしょう。

完成された高額なシステムを買うのではなく、小さく作り、現場で使い、少しずつ育てる。

湯田温泉の串カツ店で見たのは、そんな店舗DXの未来でした。

串かつ半蔵へ行ってみたい方へ

この記事で紹介した店舗DXの仕組みは、実際にお店を利用すると自然に体験できます。そして何より、揚げたての串カツや名物料理を楽しめることが串かつ半蔵の魅力です。

山口・湯田温泉で食事やお酒を楽しむお店を探している方は、ぜひ候補に入れてみてください。

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