こんにちは、いっとんです。
保育士として働きながら、Claude CodeやCodexを使って仕事の仕組みを作っています。
先日、自分の過去54セッションを分析にかけました。
Claude Codeには /insights というコマンドがあって、これまでのやり取りを読んで傾向を出してくれます。何気なく実行してみたのですが、出てきた結果がわりときつかったです。
この記事は、こんな人に向けて書きました。
- AIに頼んだのに、思ったものが出てこないことが多い人
- 気づいたら同じところで何度もやり直している人
- AIの使い方を、そろそろ自己流から仕組みに変えたい人
数字はすべて自分の実データです。恥ずかしいところも、そのまま出します。
「20分」と言われて、実際は2時間58分でした
いちばん効いたのがこれです。
作業を頼んだときに、AIから「20分くらいで終わります」と言われました。
実測は2時間58分でした。
9倍です。
しかも自分は、その20分を信じて予定を立てていました。終わる前提で次の予定を入れていたので、まるごと崩れました。
これは1回だけの話ではありませんでした。分析で見ると、時間の見積りはだいたい外れていました。
考えてみれば当たり前で、AIは自分がどれくらいで終わるかを知りません。 生成にどれだけかかるか、途中で何回やり直すことになるかは、やってみないと分かりません。それでも聞けば答えてくれるので、答えを信じてしまいます。
なので、ルールを1つ決めました。
時間は推測させない。
長くかかる作業の所要時間は聞かない。聞くなら「今どこまで進んだか」を実測で答えてもらう。「あとどれくらい?」に対して予想で答えさせない。
これだけで、予定が崩れることがなくなりました。
真っ白な画面を「正しく表示されています」と言われました
次はこれです。
ホームページやアプリの見た目を確認させたとき、スクリーンショットが真っ白で返ってくることがあります。読み込みに失敗しているだけなのですが、そのときAIから「正しく表示されています」と返ってきました。
見えていないのに、見えたことになっていました。
これも複数回起きていました。
厄介なのは、こちらが信じてしまうことです。「確認しました」と言われたら、普通は確認できたと思います。
なので、こうしました。
スクリーンショットが撮れなかったときは、そう言わせる。
撮れなかった場合はページの中身を別の方法で調べて、そのうえで「スクリーンショットは失敗したので、中身のチェックだけで確認しました。目視でも見てください」と必ず書かせるようにしました。
確認できていないことを、確認できたと言わせない。 これだけです。
却下19回、方針違い9回
分析で出てきた中で、いちばん数字が大きかったのがここです。
AIの提案を却下したのが19回。頼んだものと違うものが出てきたのが9回。
合計28回、作り直しています。
最初は「AIの精度が低いな」と思っていました。でも、よく見ると原因はこちらにありました。何をどこまでやるかを、伝える前に決めていなかったんです。
ふわっと頼む。出てくる。違う。言い直す。これを繰り返していました。
対策はシンプルです。
大きい作業の前に、3行のプランを出させて、それに承認を出してから着手させる。
書かせるのは3行だけです。
- 何をするか
- どれくらい時間がかかるか
- 失敗しそうなところ
これを先に見れば、「そうじゃない」はその場で言えます。作り終わってから言い直すより、圧倒的に速いです。
「5分以上かかる」「ファイルを削除する」「4つ以上のファイルを触る」のどれかに当たるときだけ、と条件も決めました。毎回やると逆に遅くなるからです。
十数回、途中で止まって何も残りませんでした
毎朝の定期タスクを作っていたのですが、十数回、途中で止まって成果物がゼロになっていました。
原因は作りの順番でした。全部できてから最後に書き出す作りにしていたので、途中で止まると何も残りません。
なので、順番を逆にしました。
先に成果物を書き出して、検証はあとにする。
途中で止まっても、不完全なものは残ります。ゼロよりずっとマシです。あわせて、段階ごとに記録を残して、次に動かすときは最初からではなく途中から再開できるようにしました。
これは自分の作業にも言えることだと思っています。完成してから出す前提だと、止まった時点で全部消えます。
ルールを1か所に置いて、全部のAIに読ませています
こういうルールが、最終的に9つになりました。
大事なのは、思い出したときに言うのをやめたことです。毎回言うのは無理なので、ファイルに書いて読ませています。
置き場所は1か所だけにしました。GitHubのプライベートリポジトリに AI_COMMON.md という1枚を置いて、そこに全部書いています。
そして、Claude Code、Codex、Antigravityの3つが、同じこの1枚を読みます。
3つそれぞれに設定ファイルがありますが、中身は書かず「このファイルを読んで」とだけ書いてあります。だから直すときは1か所です。ツールごとにルールがズレることもありません。
GitHubに置いているのは、履歴が残るからです。おかしくなっても前に戻せます。
自分のログは、たぶん一番役に立つ教材です
まとめます。
今回やったことは、新しいツールを入れたわけでも、いいプロンプトを見つけたわけでもありません。自分の過去のやり取りを見返しただけです。
そこから出てきたのが、20分が3時間になったこと、真っ白な画面を見えたと言われたこと、28回の作り直し、十数回の失敗でした。
正直、あまり見たくない数字でした。でも、ここから作ったルールがいちばん効いています。よそから持ってきたテクニックより、自分が実際に転んだ場所を塞ぐほうが、確実に楽になります。
AIの使い方が上手くなりたいなら、新しい情報を探す前に、自分がどこで詰まっているかを見るのが早いです。
心当たりのある失敗が2回あったら、それはもうルールにしていいと思います。
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