こんにちは、いっとんです。

保育士として働きながら、Codexなどを使って現場が楽になる仕組みを作っています。

先日、以前うまくいかずに諦めた勤怠管理システムに、もう一度挑戦しました。

結果を先に言うと、以前より明らかに作りやすくなっていました。

この記事は、こんな人に向けて書きました。

  • 前にAIで何かを作ろうとして、うまくいかずにそのままになっている人
  • 作りかけのまま止まっているものがある人
  • AIの情報は追っているけれど、まだ何も作れていない人

諦めた勤怠管理システムに、もう一度挑戦しました

勤怠管理システムは、以前も作ろうとして、うまくいかなかったものです。

そのときは難しくて、途中で止まりました。

今回もう一度やってみたら、前とは手応えが違いました。

大きかったのは、AIに経緯を伝えて、前のデータを見せたことです。

そうすると、それをもとに新しい提案が返ってきます。「今ならこういうこともできます」と、自分が知らなかった選択肢を出してくれる。

前回は、自分が知っている範囲でしか作れませんでした。今回は、止まっていた場所そのものをAIが埋めてくれた感じです。

同じ人間が、同じものを作ろうとしているのに、結果が変わりました。変わったのは自分ではなく、環境のほうです。

「失敗リスト」ではなく「未来の再挑戦リスト」

ここから思ったことがあります。

AIは開発環境の進化がとにかく速いです。

だから、「前はできなかったから今もできない」は成り立ちません。

うまくいかなかったアイデア、思ったような形にならなかった成果物、途中で諦めたシステム。こういうものを「失敗」として捨ててしまうのは、もったいないです。

数か月後にはAI自体が進化していて、新しいサービスも出ています。当時は難しかったことが、驚くほど簡単にできることがあります。

なので、自分はこう呼び方を変えました。

失敗リストではなく、未来の再挑戦リスト。

同じように、「やってみたいことリスト」も残しておくといいと思います。今は時間がなくてできなくても、手が空いたときに上から試せます。

捨てなければ、また使えます。

進化しているのはAIだけではありません

もうひとつ、今回気づいたことがあります。

進化しているのは、AIだけではありませんでした。

使っている自分のほうも、少しずつ変わっています。

AIを使っていると、こういう経験が溜まっていきます。

  • こう頼むと、うまくいかない
  • この指示は、曖昧すぎる
  • こういう資料を渡すと、精度が上がる

これは調べて手に入る知識ではなくて、失敗した回数ぶんしか溜まりません。

AI活用というと、どのツールが強いか、どのモデルが新しいか、という話になりがちです。でも実際に効いてくるのは、指示する力のほうでした。

そしてこれは、勝手には育ちません。失敗しないと溜まらない種類のものです。

前は何度も作り直していた漫画が、昨日はほぼ1発でした

具体例を出します。インスタに投稿している漫画の話です。

前にこのブログで、Codexで漫画を作ろうとして詰まっている、と書きました。文字と画像を分けて生成してしまって、セリフを画像に焼き込めないという問題です。

今回、そこを抜けました。

やったことは単純で、うまくいった作品を参考としてAIに渡したうえで、先回りしてこう指示しただけです。

  • 漫画のセリフは必ず縦書きにしてください
  • 文字は画像として出力してください

以前なら、出てきたものを見て、違うと言って、直してもらって、を繰り返していました。何度も作り直さないと思った通りになりませんでした。

昨日は、ほぼ1回でした。

少し画像を足したりはしましたが、1発でいい感じの漫画が出てきました。自分が思っていた通りの出力です。

この「先回りして言えるようになった」の中身が、まさに過去の失敗そのものです。何度もつまずいたから、どこでつまずくかを知っていた。

さらに続きがあります。

Codexには、「今回の作り方を覚えておいて」「スキルにしておいて」と頼めます。

そうすると、この指示自体を覚えてくれるので、次からは言わなくてよくなります。

自分の中に溜まった指示のコツを、AI側に移していける。ここは面白いところだと思っています。

それでもAIから考え始めてはいけない

ここまで書いておいて逆のことを言いますが、大事なところなので書きます。

AIを使うこと自体が目的になると、ズレます。

AIは面白いです。新しいサービスが次々に出てきて、触っているだけでも楽しい。

ただ、情報を追いかけているだけで終わっている人もいます。それだけでは意味がないと思っています。

最初に見るのは、現場で何に困っているかです。

勤怠管理が大変なのか、文章作成に時間がかかっているのか、保護者対応の準備が負担なのか、行事の企画に時間を取られているのか。

困りごとが先で、AIは解決手段。この順番です。

今回の勤怠管理システムも、そこから始まっています。園でずっと困っていたので、仕組みにしたいと思いました。

そのうえで、今回はシフト管理の機能も足しています。前なら「こんなに入れたら重すぎるだろう」と思っていたものまで入れ込みました。

  • 打刻
  • 職員のデータを集める仕組み
  • 有給休暇の管理。ネット上で申請でき、カレンダーを見ながら空いている日を取れる。行事で埋まっている日や、先に取っている人がいる日は取れないようにする
  • 給与計算に必要な勤務表の出力
  • シフト作成の補助。完全自動ではなく、途中まで手伝う形。同じ人の当番回数が偏らないようカウントして、他の人より多くなっている場合はアラートを出す

正直、本当にできるかはまだ分かりません。今も作っている途中です。

ただ、これができれば先生たちは本当に助かるはずなので、やりきりたいと思っています。うまく動いたら、自分の職場に提案するつもりです。

今できないことは、今のAIができないだけかもしれません

まとめます。

一度できなかったことでも、AIやツールが進化すれば、数か月後にはできるかもしれません。

そして使い続けているあいだに、自分の側にも指示の仕方や失敗を避ける知識が溜まっていきます。

だから、過去の失敗をそのまま捨てないでください。再挑戦の候補として残しておく。

そのうえで、AIを使うこと自体を目的にせず、現場の困りごとを解決するために使う。

もし今、前にやってみてうまくいかなかったものがあるなら、一度見返してみてください。今のAIなら、意外と簡単に突破できるかもしれません。


保育でAIをどう使えばいいか分からない、という方へ。公式LINEに登録していただいた方に、保育で使える「プロンプトライブラリ」と、音楽や効果音を1タップで再生できる「ポン出しパッド」を無料でお渡ししています。

公式LINEを友だち追加する