こんにちは、いっとんです。

保育士として働きながら、Claude CodeやCodexを使って現場が楽になる仕組みを作っています。

この2週間、気がついたら「なんとかメーカー」ばかり作っていました。漫画のツール、紙芝居のツール、ロゴのツール。自分でも作りすぎだと思います。

ただ、作り終えてから分かったことがあります。うまく形になったものには、共通点がありました。

こんな人に向けて書きました

  • AIでツールを作ってみたいが、何を作ればいいか思いつかない
  • 作ってはみたものの、自分以外の人に使ってもらえない
  • 自分の仕事の知識が、AI時代に武器になるのか分からない

2週間で「なんとかメーカー」がいくつもできました

まず、この2週間で作ったものを並べます。

漫画のプロンプトを作るツール。それをCodexにつないだ版。紙芝居を作るツール。ロゴを作るツール。そして、パズルゲームを1つ。

きっかけは漫画のセミナーでした。10人ほど申し込みをいただいて、そこで使ってもらうためにツールを用意したのが最初です。

ロゴのツールは、頼まれて作りました。以前たまたま作ったフォントを見た人から「これを作れるものが欲しい」と言われたので、そのまま形にしました。

子どもの名前をロゴにして、保育室に貼る。そういう使い方ができます。

ゲームは、自分で作った歌を広めたくて作りました。曲が1曲終わるまで遊ぶパズルゲームです。

並べてみると脈絡がないように見えますが、全部「誰かが使う場面」が先にありました。

紙芝居は、構成を知らないと作れませんでした

この中でいちばん手応えがあったのが、紙芝居です。

防災週間に合わせて、以前作っておいた防災の歌をそのまま紙芝居にしました。10枚にしてほしいと伝えて、イラストのイメージは参考になる画像を渡しています。

ここで効いたのが、自分が紙芝居の構成を知っていたことでした。

紙芝居には裏面があります。読み手が見る側です。本当は縦書きで、読み方の指示も入ります。ここは保育園で使っていないと、そもそも「そういうものがある」と気づけません。

中身もそうでした。

洪水のときは高いところへ逃げる。地震のときは机の下に隠れて、机がなければ頭を守る。うちの園で実際にやっている避難訓練の内容を、そのまま入れ込みました。

AIは紙芝居の作り方を調べることはできます。でも、その園が毎年どう訓練しているかは知りません。

出来上がったものが「現場で使える」ところまで来たのは、この部分を自分が持っていたからでした。

いま、これをツールの形にしているところです。

同じ漫画ツールを、2つの入り口で作りました

漫画のツールは、結果的に2つになりました。

1つ目は、プロンプトを作るだけのものです。出てきたプロンプトをChatGPTに貼って、キャラクターシート、台本、漫画の順に自分で進めてもらいます。

正直、手間はかかります。何度も貼り直しが必要です。

それでも作ったのは、APIを使わずに済ませたい人がいるからでした。すでにChatGPTを使っている人なら、追加の課金なしでそのまま漫画まで行けます。

2つ目は、Codexにつないだ版です。MCPで接続して、Codexの中でブラウザを開いて使います。

漫画の形(1枚なのか、縦2枚なのか、8枚構成なのか)、1枚目は1コマで2枚目は3コマ、といった構成、出力サイズ、絵柄。登録しておいたキャラクターも呼び出せます。

選んでいくと台本ができて、最後はその台本を渡して漫画になります。

こちらは選ぶだけで終わります。上位互換です。

同じ目的なのに2つ用意したのは、使う人の入り口が違うからでした。片方だけだと、どちらかが必ず置いていかれます。

セミナー当日、直前のデプロイで壊しました

きれいな話ばかりではありません。

セミナー当日、Codex版も見せたくなって、直前にデプロイしました。そうしたら上書きされてしまって、動かなくなりました。

参加者の前で「ちょっと修正します」と言うことになりました。時間内には直せましたが、かなり焦りました。

原因ははっきりしています。本番の直前に、確認していないものを出したことです。

前の日までに出しておけば、何も起きていませんでした。見せたい気持ちが先に出た結果です。

ちなみにCodexは、作っている最中も何度も固まって、そのたびに再起動していました。ツールを作るときの体感としては、ここがいちばん時間を取られています。

それでも、当日に参加した方が実際に漫画を作って、Instagramのストーリーズに投稿してくれていました。あれを見たときに、作ってよかったと思いました。

手順を知っている領域を、選ぶだけの形にする

5つ作ってみて、共通点がはっきりしました。

うまくいったものは、自分が手順を知っている領域でした。

紙芝居の構成、避難訓練の中身、保育室に何を貼ると子どもが動くか。ここは調べて出てくる情報ではなく、25年やってきた側に溜まっているものです。

その手順を、選択肢の形に置き換える。あとは使う人が選ぶだけにする。

AIができるのは、この置き換えの部分です。何を選択肢にするかを決めるところは、まだ人の側にあります。

だから「何を作ればいいか思いつかない」という方には、新しいアイデアを探すより先に、自分が毎回同じ順番でやっている仕事を思い出してみてほしいです。

毎回同じ順番でやっているなら、それはもう手順書です。選ぶだけの形にできます。

僕の場合は、それがたまたま紙芝居と避難訓練でした。あなたの場合は、別の何かのはずです。


作ったツールで実際にどんな漫画ができるのかは、Instagramで毎回出しています。保育の現場の話を漫画にしているので、雰囲気だけでも見てもらえたら嬉しいです。

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