宮原ひよりです。
この前、ずっと後回しにしていたブラウザのブックマーク整理を、AIにやってもらいました。何百個も溜まっていて、もう自分ではどうにもならないやつです。
やってみて驚いたんですけど、ブックマークって、中身はHTMLで書かれてるんですね。だからAIがすごく得意な領域みたいで、「整理して」とお願いしたら、あっという間にきれいに分類してくれました。ここまでは最高です。
きれいに分けてくれたのに、使えない
ところが、できあがったものを見て手が止まりました。どこに何があるか、全然わからないんです。
とにかくカテゴリーが細かい。「仕事」の中に「資料」「ツール」「参考サイト」……みたいに、どんどん枝分かれしていて。一個一個はちゃんと分かれてるんですけど、いざ「あのサイトどこだっけ」と探すと、階層が深すぎて見つからない。整理する前より迷子になってる、という本末転倒です(笑)。
正直に言うと、いまもまだ直しきれていなくて、困ってる最中です。
でも、これはこれで、すごく大事なことを教えてくれたなと思っています。
AIは「ちょうどいい」で止まってくれない
今回わかったのは、AIは任せっきりにすると「やりすぎる」ということです。
人間なら「まあ、このくらいの分け方でいいか」って、無意識にちょうどいいところで止まりますよね。でもAIは、「整理して」と言われたら、整理できる限界までやる。細かく分けられるなら、分けられるだけ分ける。悪気なく、全力で。
これ、ブックマークだけの話じゃないんですよ。文章の要約でも、資料づくりでも、「いい感じにやっといて」と丸投げすると、たいてい想像の斜め上まで作り込んでくる。で、作り込まれすぎて、こっちが使いこなせない。
「どこまでやってほしいか」を先に渡す
じゃあどうすればいいか。わたしがたどり着いたのは、作らせる前に「どこまでやってほしいか」を一緒に渡すことです。
ブックマークで言えば、「整理して」じゃなくて、「大きく5個くらいのカテゴリーに分けて。階層は一段まで」と最初に言えばよかった。そうすれば、あとから自分で探せる形で返ってきたはずなんです。
大事なのは、粒度を決めるのは人間の仕事だ、ということ。AIは「どうやるか」はものすごく速いけど、「どのくらいでちょうどいいか」は、使う本人にしかわからない。そこだけは、こっちが握っておく。
AIに任せるのは大賛成です。わたしも基本、なんでも投げます。ただ、丸投げと、ゴールを渡して任せるのは別物だなと。「やっといて」の一言に「どこまで」をひとこと足すだけで、返ってくるものが段違いになります。
もし最近、AIの出力が「立派すぎて逆に使いにくい」と感じているなら。たぶん悪いのはAIじゃなくて、こっちが『どこまで』を言ってないだけかもしれません。