AIでSNS投稿を自動化しようとしたものの、最後は手動コピペを残しました。ポッドキャスト1本から複数媒体の原稿と画像を作り、投稿準備だけを自動化した実例です。

こんにちは、いっとんです。

普段は保育士として働きながら、CodexなどのAIを使ってWebサイトや仕事を楽にするツールを作っています。

SNS投稿を続けていると、こんなことで困らないでしょうか。

  • X、note、Instagramへ、それぞれ文章を作るのが大変
  • AIで原稿を作れても、投稿画面への入力が面倒
  • どこまで自動化し、どこから人が確認すればよいか分からない

自分も、ポッドキャストを1本収録したら、複数の媒体へ自動で展開できる仕組みを作ろうとしました。

最初は投稿まで全部自動で進めるつもりでした。しかし、実際に試すと途中で止まりました。

そこで無理に回避策を探すのをやめ、AIには投稿できる状態まで整えてもらい、最後は自分でコピーして投稿する形へ変更しました。

先に結論を言うと、これは自動化の失敗ではありませんでした。

面倒な準備はAIに任せ、公開の判断は人間が持つ。自分には、この半自動の形がいちばん続けやすかったです。

1本のポッドキャストを複数の媒体へ展開したかった

自分はポッドキャストで話した内容を、別のSNSにも使っています。

毎回ゼロからネタを考えるのではなく、1本の収録を元にして、noteの記事、Xの投稿、Instagramのキャプション、画像などへ広げる方法です。

以前の記事でも、ポッドキャストの内容をインフォグラフィックや漫画へ変える流れを紹介しました。

詳しくは、AI漫画を100枚作って、課金は約1,500円だった話にまとめています。

今回は、その流れをさらに進めて、文章作成から投稿までを一つの仕組みにしようとしました。

音声や文字起こしを渡したら、各媒体の原稿と画像ができ、そのまま自動で投稿される。そこまでできれば、日々の発信がかなり楽になると考えたからです。

原稿と画像まではAIでまとめて用意できた

初回テストでは、ポッドキャスト1本から次の素材を作りました。

  • 音声の文字起こし
  • noteの記事
  • ニュースレターの原稿
  • Xの投稿文3案
  • Instagramのキャプション
  • noteの見出し画像
  • XとInstagramで使う4コマ漫画

作業は、文章の下書き、画像用の指示づくり、投稿準備というように分けました。

同じ内容でも、媒体によって文章の長さや見せ方は違います。noteなら詳しく説明し、Xなら短く要点を出す。Instagramなら画像と一緒に読めるキャプションにする必要があります。

AIに媒体ごとの形式を指定すると、元ネタは同じでも、それぞれに合わせた下書きをまとめて作れました。

ここまでは、想像していた自動化にかなり近い状態でした。

投稿画面の自動操作で止まった

次に試したのが、完成した原稿を各サービスの投稿画面へ自動入力することです。

当時使っていたブラウザ操作の拡張機能では、Xの投稿欄へ文章を入れるところまでは進められました。ただし、画像の添付と最後の投稿ボタンは自分で操作する必要がありました。

note、Instagram、Threadsでは、当時の拡張機能の制限により、自動操作そのものができませんでした。

最初は、設定を変えれば動くのではないかと思いました。しかし、許可するサイトを追加できず、こちらの設定ミスではなく、拡張機能側の制限だと分かりました。

別の方法を探し続けることもできたと思います。

ただ、投稿を自動化するために調査や修正を繰り返していたら、肝心の発信が止まります。そこで「全部自動」にこだわるのをやめました。

※ここで書いている制限は、2026年7月に自分が使っていた環境で確認した内容です。現在の機能とは異なる可能性があります。

全自動をやめ、コピーボタン付きの1枚ページを作った

手動で投稿すると決めても、複数のファイルを一つずつ開くのは面倒です。

そこで、各媒体の下書きを1枚に集めた専用ページを作りました。

ページを開くと、note、ニュースレター、X、Instagramの原稿が順番に並びます。投稿用の画像も、その場で確認できます。

それぞれの原稿にはコピーボタンを付けました。

使い方は、投稿したい媒体の原稿を確認し、コピーボタンを押し、投稿画面へ貼り付けるだけです。Xのように複数案がある場合も、同じ画面で比べて選べます。

完全な自動投稿ではありません。それでも、ファイルを探し、文章を選択し、コピーする作業はなくなりました。

AIが投稿直前まで整え、自分は1枚のページだけ見ればよい。この形なら、手動操作が残っていても負担は小さくできます。

最後を人間に残すと、投稿前に確認できる

実際に使ってみると、最後の投稿を人間が行うことには利点もありました。

投稿前に文章を読み直せます。画像と文章の組み合わせも確認できます。リンクが正しいか、今この内容を出してよいかも判断できます。

AIが作った文章は、そのまま公開できることもあります。しかし、少し言い回しを変えたいときや、その日の状況に合わせて一言足したいときもあります。

すべて自動で投稿されると、その確認を飛ばしてしまう可能性があります。

自分の場合、原稿を作るところは毎回似た作業なのでAIへ任せたい。一方で、外部へ公開する最後の操作は自分で持っておきたい。

やってみて初めて、自動化する場所と人が残る場所を分けた方がよいと分かりました。

SNS投稿の自動化は「準備」と「公開」を分ける

今回の仕組みは、SNS投稿を全部自動化したものではありません。

自動化したのは、文字起こし、媒体別の原稿作成、画像準備、確認画面への集約です。コピー、画像添付、最終確認、投稿は人間が行います。

流れをまとめると、次のようになります。

  1. ポッドキャストを収録する
  2. AIが文字起こしと媒体別原稿を作る
  3. AIが画像と確認用ページを用意する
  4. 人間が内容を確認してコピーする
  5. 人間が画像を添付して投稿する

よくある疑問

手動コピペが残るなら、自動化する意味はありますか?

あります。時間がかかるのは、媒体ごとに内容を考え、文章と画像を準備する部分です。そこをAIに任せるだけでも、投稿までの負担を減らせます。

SNS投稿は全自動にしない方がよいですか?

目的によります。定型的な通知は全自動に向いています。一方、自分の名前で発信する文章は、投稿前に人が確認できる半自動の方が安心です。

自動化が途中で止まったら失敗ですか?

止まった場所から人が引き継げるなら、失敗ではありません。全部を自動化するより、毎週無理なく続けられる形を選ぶ方が大切です。

AIを使っていると、できるだけ人の作業をなくしたくなります。

でも、手動操作が一つ残るだけで、安全に続けられることもあります。

自動化すること自体を目的にせず、自分が楽に続けられるところまで仕組みにする。

今回、全部自動を諦めたことで、逆に使えるSNS投稿の流れが完成しました。

ではまた。